以前、テレビ番組で医師でないにも関わらず、病院で医師として働き逮捕された人の話をしていました。短期間だけの話ではなく何十年にもわたって医師として働いていたそうです。運よく、重症の患者さんを見ることはなかったらしく、長年にわたりばれることがなかったのだそうです。これは日本の話ではなく、どこか海外の話です。怖い話だと思いました。しかしながら、その偽者の医師に診察をしてもらっていた患者さんからはとても信頼されていたらしく、医師ではないことがわかっても激怒するような人はいなかったそうです。確かに、病院で診察を受ける際に目の前で診断を下している人が医師免許を持っているかどうかなどと考えたこともありませんでした。私が、出産した病院は個人院だったのですが、その病院には待合室の壁に医師免許が額に入れられて飾られていました。そんな風にしている病院は少ないと思います。ですが、病院で働いていて今まさに診断を下そうとしている人を医師ではないのでは?と疑う人はまずいないと思います。医師だけに限らず看護師さんもそうです。看護師免許を見える場所にぶら下げて仕事をしているわけではありません。そのため、本当に看護師さんなのかどうか実際のところはわからないのです。大丈夫だと思いたいものですが…。日本ではこんなことが起こらないようにしてほしいです。